2018-05-27

聖都エルサレム

先日大阪の民族博物館で行われたみんぱくぜみなーるのこと。
講演が終わり、質疑応答。
そこでユダヤ系なのか、ホロコーストにシンパシーというか同情している人なのか
はたまたキリスト教福音派?キリスト教右派?こんな場面があった。

KIPPAってご存知ですか?

この一言でマイクを置いた。

そして別の人がマイクを取った。

KIPPA ユダヤ人が被っている帽子のことです。ユダヤ人を象徴するものと言っていいでしょう。この帽子を被って差別を受けた少年がいます。
その子は母親にその差別を話すと、KIPPAの上から野球帽を被ったらと言われました。

以上です。そのことをお伝えしたかったじゃないかと思って。

講演された先生はご自身の軸はパレスチナにあると講演前にもご説明され、この後も
お伝えしていた。

ユダヤ人がホロコーストで多くの犠牲が出たのも(正式な数には説が多くあるとしても)
間違いない。とても悲しいことで人類の黒歴史だとわたしも思う。
しかし、今のパレスチナの状況・・・・
この70年彼らは占領下に暮らし、壁で囲われ不自由しチェックポイントでの尋問、不当な弾圧や逮捕、虐殺を受けている。
これもまた事実で現在進行形である。



エルサレムを歩くとこんな狭い地区ではあるが
アラブ人(パレスチナ人)の歩いている場所と
そうでない場所がくっきり分かれている気がする。
そしてアラブ人の場所(東エルサレムを中心に)にはユダヤ人が歩いている。
わたしが一見しただけれ判断できるくらいなので
オーソドックスな人々なのだけど。
東ではアラビア語が飛び交い、西ではヘブライ語が飛び交う。
しかし、東の人々は多くの人がヘブライ語も操る、西ではアラビア語がポピュラーではない。

わたしも疑問であった聖墳墓教会がクローズした2月末のこと。
イスラエル政府への納税の高さに反対したものという記事を読んでいたが
それは実はポーズであったということ。
パレスチナでも問題になっているキリスト教会の土地売買については
教会の運営資金が足りていないこと
教会運営者とイスラエル政府のつながりがあり、ここの繋がりがないと
教会運営がうまくいかないということ。
どの世界も権力者との癒着が歪みが生んでいる。
ふと疑問に思う(嫌味でもある)
宗教的道徳心を以って政治運営を行えばいいのに・・とかね。
同じ宗教(別流派)は揉めるし、どの宗教にも過激派がいるがイスラムだけがフューチャーされている気がするのは情報コントロールではないのか?

エルサレムの帰属は曖昧すぎて国際社会はステイタスクオ(現状維持)を望んでいるけれど
実際のところ・・・
わたしが行くたび(半年おき)にもその変化を顕著に感じるのは
やはり旧市街のユダヤ化ということだろう。
国連はじめ国際社会は西がイスラエル、東がパレスチナとしているが
イスラエルの憲法では東西統一エルサレムを首都とすると明言されている。

東エルサレムの人々
イスラエルのIDをみたことがあるだろうか?
ユダヤ系、(イスラエルに住む)アラブ系、PAに住む人 と3種類に分けられている。
東エルサレムに住む人はイスラエルのパスポートを持っていても
ユダヤイスラエル人とは別扱いで(特にイスラムの人は)
よく言われるのが二級市民扱いということだ。
家の修理や増築などしようものなら、すぐにイスラエルのブルドーザーがやってきて
ぶっ壊される。そして壊した費用まで請求される。
そうやってオセロをしろから黒へ変えて陣取りしていく。民族浄化だ。
もちろん新築も不可。でも入植地の新築はどんどん進む。(涙)

このまま進むとエルサレムは聖地・聖都ではなくなり
ユダヤの1つの都市になってしまうのか?

躍起になって国を挙げてエルサレムのユダヤ化を進めるイスラエル。
エルサレム症候群などという症状も引き起こす土地。その魅力とは・・・
また次回。(1回じゃ書ききれないけれど)

0 件のコメント:

コメントを投稿