山口周 さんの講演会に行ってきた!

 福岡市美術館でアートフェアアジア福岡のプレイベントで山口周さんの講演会がありました。早めに会場に着いたらすごい人!直前にチケットは完売!
福岡にこんなにアートになのか、アートmeets ビジネス なのか興味がある人がいたなんて!!


講演に先立ち、森田さんのご挨拶、その後、
アートフェアアジア福岡のエグゼクティブディレクターで今回のモデレーターである
画廊香月の香月さんがご挨拶。
香月さんが言われていた、

アートがわからない

と言われることこの言葉に集約されていると思う。香月さんのお話録音しておけばよかった!と思うほどレベルは違えど同じ経験、思いをしてきたから、会場でぐっと涙を堪えていた。書いてる今も涙が出そう。
わたしが初めて写真展をしたもう10年近く前、

友達だから行くけど、写真とかわからないから。
わかるとかじゃなくて、好きとか嫌いとか感じるとかそういうのと思うよ。
んー、難しいよ、わかんない。

それ以来こういう会話、何度したことか。好きか嫌いかもわからないってどういうことなんだろう。
雑食なわたしはギャラリーも美術館も博物館も映画館も興味が沸いたら観に行っていた、入場料がお得で時間も余っていた学生の時は特に。
高尚な趣味をお持ちで・・
とか言われたこともあった。
別に高尚でもなんでもなくて、楽しむための場所。無料で鑑賞できる場所もあれば有料のところもあるけど、わたしの時間を生活を豊かにしてくれる場所。別に美術館じゃなくてもいいけど、とにかく好きがある場所。
アート発展途上国の日本。首都東京ですら電線の90%以上が頭上にあって景観を壊しているこの国。
多くの世界は美しさへ傾倒している。アートがより身近に生活にある。
だからこそ、世界の名だたる大企業は有能な社員にMBAビジネススクールに行かせるのではなく、アートスクールに行かせる。
これは一番わかりやすい例ではなかろうか?
役に立たないけど意味があるストーリーがある個人の好きが強いもの。
そういったものに光が当たる時代が来ている。
世界規模で見たらもうすでに来ています!
計算された最大公約数的なモノより、わたしが大好きで大好きで仕方ないモノ。
もしかしたら日本の50%ではなく、世界の5%の人が共感をしてくれるかもしれない。それで十分です。

人生を好きで満たしたいし、好きに囲まれて生きたい。

美の基準は何か?

好きという感情。いつか読んだ白洲正子さんの著書にもあったのはこういう話だった。

骨董が好きだけど、値段が高い安いではなく、自分がこの骨董品が好きかどうかが基準。

みたいなことが書かれていた。みんながいいと言ってるから素敵なんじゃなくて自分の中から湧いてくる好き!が重要なの!そうなのよ!!と講演後、強く共感した若い時代を思い出した。
もっと素直にもっとわがままに自分基準で、それでいいんだと思わせてくれる時間でした。


もっと知りたくなった人は山口周さんの著書を!





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