ドグラマグラとグリーンファーザー

日本にいる時にドグラマグラ夢野久作展に行き
夢野久作の孫である杉山満丸氏の『グリーン・ファーザー インドの砂漠を緑にかえた日本人・杉山龍丸の軌跡』を購入しマルタで読了。

その前にドグラマグラを読み深め、夢野久作の父、久作、子、孫と繋がる満丸氏の本を
読む。

ドグラマグラは今読んでも遜色のない面白さがあり
こういうことは誰にでも起き得るのではないかと思う。
それ故にストーリーに入り込みやすく(わたしの場合)文字を追うとともに映像が浮かんでくる。
また舞台が九州大学であるので地の利もあるのであろうが。


胎児の夢。
このようなことはわたしも度々思う事がある。
同じではないけれどこのようなこと。
意識は繋がっている。
沸点(融点かもしれない)に達すると形がかわる。
1度であろうと99度であろうと形は一緒。
100度になってこそ蒸気となる。人の意識も同じようにある一点を超えることで
形を変え伝播するのだろう。
そんなことを思った。

そんな物語を記した久作の子が諸々あってインドの緑化に力を入れ
そして実現させグリーンファーザーと呼ばれるようになる。
インドはわたしも縁があり、また飛び立つ元は福岡市。
鎮守の森、日本では当たり前に見かける光景。
海を超えると逆の考えがある。
善かれと思い行ったことが一時は繁栄とし時を経て破滅をもたらしていた。
盛者必衰というところであろうか。
古代栄えたところは今や砂漠。
杉山家の歴史と国際緑化についての本でした。



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