愛と想像力とソサエティー、またはヒエラルキー

この人、いい人って思ってたのに、どうして？と思うことがたまにあります。コロナ禍になってわたしの心とお財布にも余裕がなくなったのか、最近顕著な気もしています。

ともこさんもこんなツイートに対してリプライくれました。

 

そしてやりとりが続きました。

ぼんやり、わたしの考えていたこと。同じ日本で生まれても今現在日本で暮らすわたし、アメリカで暮らすともこさんの会話です。ふわっとした答えは限りなく同じな気がしています。その道程は違っていても。ともこさんの相手を思いやる想像力を使ったこのやりとりは愛があるなーと感じました。きっと分かり合えること分かり合えないこと、人だからどちらもが混在しているだろうけど、大好きだなーと思える人だ、と感じるのです。

最近ソサエティーとかヒエラルキーとかを感じることが多いです。それは格差の広がりに起因していると思います。今までも周りにお金持ちがいたし、貧困の人もいました。貧困の人はもっと貧困になって明日、今日、何を食べよう？（というか食べられるのかな？）と不安に思っていたり、今までだったらなんとかなるさ、と思えたことも大丈夫かな？と思っていたり。
お金持ちは変わらずお金持ちで、

貧困が増えてるらしいねー。大変だねー。

とどこか他人事。

想像力は勝手に湧いてくるものではなく、努力が必要でその上で寄り添う気持ちが大切なのです。（自戒も込めて）

わたしは自分の身軽さを糧にコミュニティをホッピングする機会がありました。。自分がそのコミュニティにそぐわなくても。

色んなコミュニティを見て思ったことは、悪意なき差別、悪意なき搾取があるということ。悪意がないから本人の意思で改善が難しいということ。

悪意があれば、意地悪してやろ！と思って差別や搾取をする。本人は意地悪（悪意）がどこにあるのか分かっているのでそれを止めれば解決する。だけど、そうじゃない場合がとても多い。

人ってそんなに悪い人っていないんですよね。

だけど無意識、気づかず、悪気なく、やっちゃう、言っちゃうことがある。

想像力の欠如と思っていたけど、そこまで想像できるような経験が皆無だったらその想像力を求めることの方が間違っているのでは？と思うようにもなってきた。

あれに近い、あれです。

パンがなければケーキを食べればいいじゃない・・

それって言った悪意はないんですよ、多分。

だってすこぶる健康なわたしが明日をもしれない闘病している人の気持ち、わかりたいけどわからないです。

昔、源氏物語を読んだとき六条御息所ってなんて意地悪なの！と憤慨した気持ちになりました。
年齢を重ねることに少しわかる気がするんですね。加齢による引目を感じることって。

想像できなかったことが想像できる領域になることもあれば、全くならずに終わることもきっとあると思うんです。

想像できないことがある、わたしもあなたも。と思っているだけで少し気が楽です。だけど想像する努力も忘れたくないし、ソサエティーやヒエラルキーの壁を壊したいし、寄り添う心も置き去りにしたくないですね。

 

 

 

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