場末の飲み屋が好き

 マンボー前のこと。

5時から飲み行くけど、どう?

そんなメッセージが届いた。
駅に集合ね。となった。

私の住むところは街の中心地で乗り物に乗らなくていいのが
住んでいる理由と言ってもいいくらい街なかなのである。

地下鉄の駅に行くと、何と先まで。そしてそこからバスに乗り換える。
遠い。1時間はかからないが、1時間近くはかかる。

こんなまだ日のあるうちに移動して明るいうちからお酒を飲む。

お店の入り口は全くわからない。角打ち風でありながら、つまみが充実している。
まずは瓶ビール。コップに次いで黄金に輝く。
乾杯して、刺身を突く。
もつ鍋、水炊き、豚足、アキレス腱。

 



インスタ映えの要素は全くない。

奥の席の女性陣4人組。大声で喋り笑っている。髪は茶髪で街にはいないタイプである。
横はおじさん2組。ビートたけしの鬼瓦さんを思い出すジャンパーを着ている。
暖かそうだ。
 

音楽はない、うるさい場所。決しておしゃれでもない、照明だって蛍光灯で
私の苦手とするタイプ。

でも、来てよかった!何?この感情は。

生きている!

そう、生命力を感じる場所なのだ。力強く、生きる。生きよう!そう思わせてくれる場所。

もつ鍋はクラシカルな汁が少なめのタイプ。
水炊きはコクのあるスープ、美味しい。もう高級店の味を超えている。

お湯わりで体を温めて帰る。
まだ8時前である。

 

 

 

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