私の好きな写真家

写真を撮るわたしですが
影響を受けたというと大変おこがましいくらい
大好きな写真家がいます。

Henri Cartier-Bresson(アンリカルティエブレッソン)
2004年に亡くなったとき、わたしは新聞記事、しかもとても小さい記事でそのことを知りました。
確かテレビ欄の裏あたりの小さいな訃報の記事。
実家のリビングでそれを読み
震え涙が出て、もうどう頑張っても彼に会えないのだなと落ち込んでいました。

彼の写真は真実であり偶然であり偶然を待ちそれを芸術へ昇華する
そんな彼の作品がわたしは本当に大好きだ。

わたしはモダンアートが好きなわりに自分の作品は全く前衛的でもなく
作り込んだりしない。
自然の中に日常の中にアートがあると信じているからだ。
それは彼の影響だと言っていいと思う。
彼のような作品はもちろん私には撮れないし
模倣しようと思っているわけでもない。
しかし偶然な芸術の瞬間を探す時間出会うチャンスはわたしにはまだある。

この時代に今ことの時に生きていることが奇跡であり芸術であり
その真を写すことができればそれは芸術と昇華できるだろう。
これがわたしの写真の原点。

この気持ちを今日はすごく思い出した。

いつも胸にこの気持ちをそしてファインダーを覗く。

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