トラブゾン最後の日

前日の夜、もう一人のルームメイトは軍に入る前に
家族と過ごすため地元へ戻った。
きっとまた会おうね、と言って。

最後の日も普通に起きて
散歩してお茶をした。
カフェで出会ったイラン人の女の子。
彼女はイランから歩いてトルコに入り亡命した。
屈託のない笑顔、流暢な英語とトルコ語。
笑顔の中には辛い出来事も。
勤務先のトルコ人からのいじめがあったとのこと。
彼女が言うには、英語ができないトルコ人が外国人と気軽に英語で話す彼女に
嫉妬して嫌がらせをするという。
どこまでシリアスな話かはわからないけど、亡命して嫌がらせを受けても
笑顔いられる強さ。
来月にはテキサスに引っ越しをする彼女、無事テキサスに到着することを祈ってる。



散歩の後は
ルームメイトと一緒に自宅でランチして
音楽聞いて、今日も暑いねと会話して。
日常を。
彼はバス停まで見送ってくれた。
次 会うときはお互いもっと飛躍していよう、楽しみにしてるね、と。
きっとまた会える。

車窓から見える黒海の夕日、次はいつかしら。。。 



 

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